2018年8月6日月曜日

作戦名「へのへのもへじ」

けさの日射しはとろみがあります。

ねっとりと絡みつくような真夏の朝の日射し。
朝からずっしりときます。



おはようございます。
もはや、この「続・なんもく村 びれっじぴーぷる」も気力を失い力尽きたかっ!と思われている頃だろうと推察しております。

はたしてはたして、どっこい!なんもく村人歴15年目のむらんちゅーはしぶとく生存しておりました。

ことしの酷暑にも耐え、連日45℃を記録する″木工房・サウナ屋”で、伝説の博多ロック「甲斐バンド」をこれでもかっというほど聴きながら制作に励んでおります。



″天災は忘れたころにやってくる”と言いますが、我が家の末っ子長男・中ぐまくんも、そういう意味ではかなり油断していたのだろうと思います。

油断は大敵なのです。



夏休みだというのに抱えきれないほどの課題と連日登校しての補習・・・。
なんだか気の毒にさえなる現代中学生の夏休み事情。こんなに毎日のように登校しているのなら、夏休みなんて必要ないような気もします。

そんな課題の一つに、生物の解剖と解剖状態のスケッチ画作成があり、中ぐまくんが選んだのはイカなのだそうです。

解剖は学校の理科室で行われ、解剖後の″イカの開き”を画像で保存しプリントアウト。

この″イカの開き”画像を参考に、点描によるスケッチ画の作成というのが課題となっています。

″イカの開き”画像

持ち帰ってきた″イカの開き”画像を、縁側の藤の椅子とテーブルセットのガラス天板に並べ、鉛筆の先でひたすら点描していたのは持ち帰った次の日のこと。

『一日あれば終わるよ!』と豪語していた中ぐまくんでしたが、すべてを点で描写する作業がそんなに簡単に終わるはずもなく、予定の半分も進まないうちにその日の作業は終了となったのでした。



それから一週間・・・。

縁側の藤の椅子とテーブルセットのガラス天板の上には、一週間前と何ら変化のない書きかけの点描スケッチ画が放置され、再三の『終わらしちゃいなよ!』という呼びかけにも応じることなく、投げ出されているのです。

点描での描写ですから、それはそれは大変な労力と根気がいる作業ですが、このままではいつになったら進むのか分かったものではありません。

そして、作戦は静かに決行されたのでした。



作戦名「へのへのもへじ」


 いつものように、7時10分には愛車であるクロスバイクにまたがって登校していった中ぐまくん。まさか帰宅後に衝撃の光景を目にすることになろうとは夢にも思っていなかったことだろうと思います。



たいへんな労力と根気をかけて半分まで仕上げてあった点描の″イカの開き”スケッチ画。

そのスケッチ画に魔の手が伸びたのは、中ぐまくん登校のあと。

書きかけのスケッチ画をおもむろに取り上げ、しばらく眺めてから奥のPCデスクへと向かったおとーさん(私)。

なにやらモゾモゾと奥でやっております。

ときおりピーッという電子音なんぞを挟みながら、戻ってきたその手には筆ペンです。

そして、次の瞬間から信じられないような暴挙に出たのでした。

あの書きかけの″イカの開き”点描画に向かってなんの迷いもなく筆ペンを走らせ始めたのです!!

無残に落書きされた″イカの開き”点描画

虫取り網と虫かごを持たされた″へのへのもへじ”は、もとい!″イカの開き”未完成点描画は元あった場所、藤の椅子とテーブルセット・ガラス天板の上に、何事もなかったかのよう並べられ、下校してくる中ぐまくんを待ったのでした。

『グッグッグッグ!』と抑えきれない笑いを喉の奥で鳴らしながら・・・。



『ええ~~~っ!ちょっとまって!なに?なに?なにこれぇ~?』

帰宅後、縁側の点描画の前に立った中ぐまくんの絶叫は、川向こうの県道にまで響いたやに聞いております。

その狼狽え様、取り乱し様は、笑いを通り越し、可哀想にさえ感じるほどでした。肉親である父親がなせる技とは到底思えません。



頭の中が真っ白になり、これまでの苦労が走馬灯のように駆け巡っていたことだろうと思います。

中ぐまくんの次の発声は『やられたぁ!とうとうここまできたかぁ!ここまでやるかぁ?』だったそうです。

文頭にも書きましたが、油断は大敵なのです。



ようやく天板に置かれている無残に落書きされた点描画のシートに手を伸ばした中ぐまくん。

その時初めて落書きされた点描画の下にもう一枚シートがあることに気が付いたのでした。

そうです!
元々の点描画はおとーさんの手によって見事に複写され(といってもコピー機がやりました。)そのコピーのほうに落書きがされていたのです。

事体を呑み込んだ中ぐまくん。
ヘナヘナとソファに座り込み、安堵に肩を震わせるのでした。



それから日を置かず、書きかけの″イカの開き”点描画が完成の日を迎えたのは言うまでもありません。完成後すぐに学校に提出されたのも言うまでもないでしょう。

おとーさん恐るべしなのです。



今回の作戦、最大のミスはといえば、作戦の記録班が不在であったということでしょうか。始終を動画に納めることを忘れるという失態を犯してしまったのです。次回以降の反省といたします。



【天災は忘れたころにやってくる!】
当然のことながら、中ぐまくんからの報復が予想されますので、これからしばらくは気を抜かず、緊張感をもって日々過ごしてゆきたいと思います。

いや~、ひさかたぶりの快勝でした。

5 件のコメント:

  1. 「家の廊下に置かれた中ぐまくんの夏休み課題」と掛けまして「おとーさんによるへのへのもへじ」と解きます。
    その心は、「てん(点描画)で困った。(墨)すみにも置けないよ。ま、結果的にはイカった🦑った。」

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    1. いま気がついた・・・。
      いつもなら通知が入るんだけど、なぜか通知が入らなかったので。

      それにしても相変わらずの駄作だなぁ・・・。

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  2. 匿名8/08/2018

    かたじ屋殿

    笑・笑・笑・笑!!・・・おとう〜さん!やりますね(^o^)
    ナカナカの手腕。まいりました。
    名参謀であります。
    いやいや天才です。
    中ぐまくんの人生歴に深く刻まれるでしょうね。

    お久しぶりでございます。
    7月からの酷暑の中、頭の皿に氷を乗せ川底に潜んでおりました。
    まったく異常な日々でござりました。

    さて、名参謀の手腕に対しカッパの左腕でありますが、お陰様で今のところ生活に支障なく動いております。
    折り曲げはまぁ〜問題はないものの、伸ばしがシッカリ伸び切れないのと・・・
    日々のストレッチを数日サボルとウデ全体の動きに違和感を生じるのであります。
    来年、肘の金具を取り外しで改善されればよいのですがね。
    イヤハヤ自業自得でありますよ。

    『天災』はこぐま君のみにあらず。
    どう〜ぞご自愛を・・・・思わぬところに潜んでおります(^^)

    悟りのカッパかな。

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    1. かっぱどのも同上の理由にていま気がつきました。

      このところの日射しは、かっぱどのにとっての天災のようなものでしょう。
      くれぐれも外に出歩いてはなりません!

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  3. 川底の河童8/10/2018

    かたじ屋殿

    イヤイヤあたまポリポリです。

    ①そく言い訳
    なんだかんだと雑用をこなしていると、ついついキーボードが遠くなりましてね。
    能学者によりますと人間の脳ミソは加齢と平行して楽な方向へ向かうはたらきがあるそうで・・・
    これが所謂『億劫』なのだそうですよ。

    ②のらりくらり話を逸らす
    実はですね・・・左肘骨折してからというもの『転ぶ』をキーワードに大〜きなトラとウマが現れて
    左腕に絡みつきニンマリ顔でこちらを覗き込んで来るんです。
    だ・か・ら、ちょっとした不安定な姿勢になると動きを止めてしまうんですね。
    精神的なダメージも強いようですわ。

    ③勝手に終わらす。
    今日も暑くなりますわ。
    かたじ殿も仕事中の熱中症にご注意を!
    まっぁ〜この酷暑で皮下脂肪を急速燃焼させるサプリがあれば有り難いですな(笑)(笑)(笑)
    今日も暑くなりますよ。大変だぁ〜。
    ではではまたです。

    カッパ族の年寄り三言則かな。

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