2016年8月16日火曜日

子供たちにとっての、思い出のひとコマになりますように!

磐戸神社

 台風の影響なのか、肌寒いほどの朝を迎えている南牧(なんもく)村。

外はいつから降り出したのかシトシトと降る雨。
例年ならば、寝苦しさに一晩中扇風機を回しているこの時期としては異例の過ごし易さなのです。

小さな村のいたるところに見かけない車、県外ナンバーをはじめ高崎・前橋ナンバーの車が路上や各戸の敷地内で見かけるようになるのもこの時期。

役場前の広場ではお盆時期のイベントや、大日向地区では伝統的な火祭り「火とぼし」が行われ、一瞬の火花に照らされたように、南牧(なんもく)村の普段見ることのない横顔が浮かび上がる数日間なのです。

一瞬の明るさに浮かび上がった横顔も、瞬く間に普段の穏やかさに戻り、なにもなかったかのように朝を迎え、そしていつもの南牧(なんもく)村へと落ち着いてくるもの。

『ふぅー』と一呼吸して、先に進まなければなりません。



 もうすぐ今年の夏も終わることになり、9月になれば磐戸地区では神社の秋祭りがおこなわれます。

私がこの村にやってきたころは、まだ地区の子供会だけでお祭りの子ども山車とそのお囃子が成り立っていましたが、みるみるうちに子供たちがいなくなり、地区の子供だけではとても成り立たなくなっているのが現状。

この数年は村全体の子供たちとそのご家庭にご協力を頂き、なんとかお祭りのメインともいえる子ども山車とそのお囃子を続けさせてもらっています。

隣町から払い下げてもらった古くて小さな山車も、お祭り当日は朝から化粧直しされ、見違えるほどカッコよくなり、揃いの法被に鉢巻きを締め、女の子たちはこの日だけの祭り化粧をうっすらとのせ、男の子たちは数店だけ張られたテキヤさんの夜店を覗き込みはしゃぐ姿。

この日は子供たちが主役なのです。



そんな小さな秋祭りの、小さな山車のお囃子練習が本日から始まることになります。

都合4回ほど、保護者の方に練習会場まで送迎して頂き、夜の時間帯を使っての練習は毎年恒例となり、私たちも手ぬかりなく子供たちと汗をかかなくてはなりません。

人口減による少子の傾向は止まりそうもなく、いつまで続けられるものなのか先のことがまったく読めない状況ですが、今たしかにこの村で過ごしている子供たちのためにも、できることは続けてゆきたいと思っています。

この子供たちが大きくなり、村を離れ、あるいは村にとどまり、それぞれの暮らす土地でお祭りに触れたときにでも、記憶の中から子供のころの風景と共に、あの磐戸神社の小さなお祭りを思い出し、自分たちがキラキラと輝いていた子ども山車やお囃子の調子、また暮色の中に浮かび上がる提灯の灯りや、夜店の煌々とした風景を思い出してくれたら本当にうれしいですね。

そんな子供たちの、いつの日かの思い出のひとコマになれることを願っています。

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